大好きッ!!
すると、その子は陸の肩をポンポンと軽く叩いて、ニコッと微笑んで陸の隣を歩いている。
いや、くっついてるって方が合ってるかもしれない。
陸はそれに全く抵抗しない……。
寧ろ、天崎さんと笑って話している。
―――どうして?
もしかして、浮気!?
昨日も天崎さんと帰ったとか?
嫌だよ、陸の隣にいていい女の子は私だけなの……。
私だけがいいの……。
私の心は、嫉妬の感情で埋め尽くされた。
―――――――――――……
私は取りあえず、仲良くしている二人が見ていられなくて、保健室に直行した。
先生は私が具合が悪いと言うと、すぐにベッドに寝かせてくれた。
登校して来てすぐに具合が悪いっていうのはどうかとは思うけど、私にはこう言うしかなかった。