大好きッ!!
そこには私の大大大好きな陸の姿……。
「陸!!!」
私は驚いて目を見開いた。
「先生になっちゃんのこと聞いたら、具合が悪くて保健室にいるって聞いたから……具合大丈夫?」
陸が眉を下げて言った。
陸、私のこと心配して来てくれたんだ。
その証拠に、思いっ切り息を吸ったり、吐いたりして、肩が上下している。
そんな陸を見ていると、なんだかすごく嬉しくなって、笑みが零れそうになった。
でも、その瞬間思い出してしまった。
朝、陸と天崎さんが仲良く話していた光景を……。
私は黙って俯いた。
「なっちゃん?もしかしてまだ具合悪いの?」
陸は心配そうに聞いてきた。
具合なんて悪くない……。
だって元々ウソなんだもん……。
でも、あんな光景を見せられて普通にしている陸を少し疑ってしまった……。