大好きッ!!
第三章 最低な自分
「ねぇ……」
私が口を開くと、陸がキョトンとした目で私を見てきた。
「朝…どうして天崎さんと一緒にいたの?」
「…………」
陸は黙って俯いた。
「私、陸が来るのずっと待ってたんだよ?来れないならせめて連絡ぐらいしてくれてもいいのに……。」
…………言っちゃった…。
でも、陸はまだ黙ったままで口を開いてくれない。
―――――――――――……
沈黙が続いた。
その沈黙を破ったのは陸だった。
でも、陸の口から出てきた言葉はたった一言……。
“ごめん”
「でも………」
「どうして謝るの!?天崎さんのことを認めたから!!?」
陸は悲しい顔をして俯いている。