Why don't you love?
ひろきはあたしの
初めての彼氏。
ある意味初恋の人
だったのかもしれない。
毎日ひろきと
過ごす度に
あたしの心の中は
ひろきでいっぱい
になっていた。
付き合って
1ヶ月が過ぎた頃。
この日、あたしは
ひろきの家に向かってた。
ひろきの家は大通りから
ちょっと曲がったところ。
早く逢いたくて
たまらなかったあたしは
ちょっと近道をして
線路の横を通ってた。
「あの…」
「はい?」
そこには見知らぬ
男が2人いた。
「道聞きたいんですけど」
「いいですよっ」
「〇〇にはどうやって行ったらいいんですか?」
「えっと……っ」
教えようとした瞬間に
腕をつかまれて
近くにあった車に
引きずりごまれた。
「…きゃっ」
「作戦成功♪」
体中を触られる。
きもちわるい…
いくら抵抗しても
男2人の力には敵わない。
「あれ−?もしかして初めて?」
あたしは気を失ってた。