Why don't you love?

ひろきと付き合って
3ヶ月が過ぎた。

ひろきはあたしに
キス以上の事はしてこない。

「ねぇ?」
「ん?」
「何で手出さないの?」
「は?」
「だってひろき、キス以上の事してこないじゃん」

あたしだって不安だよ。

『汚い』

って思われてるん
じゃないかって…。

「あたしが汚いから?」
「それは違う。」
「じゃあ何で?」
「怖いんじゃないかなって思って」
「あたしが?」
「うん。前のこと思い出すんじゃないかって」


確かに怖いよ…。
思い出しただけでも
頭がおかしくなりそう。

この傷が
消えることは一生ない。

でも今更過去を
振り返っても仕方ないよ。


「…あたしの事考えてくれてたんだ。」
「当たり前だろ」
「ありがと…」
「ゆっくりでいいから」
「へ?」
「俺は別に焦らないし、ゆうかがいいって思える日が来るまで待つからな」
「うん…。」
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