Why don't you love?


「謙くんの彼女だよね?」
「そうですよっ♪」

笑顔で答える優奈ちゃんを
すごく可愛いと思った。

「ゆうか〜」
「どうし…っ」

唇が重なり
口を塞がれる。

人前でキスなんて
普通のひろきじゃ
絶対ありえない。


「酔ってるね…」
「酔ってねぇーしー」
「帰ろうか」
「帰る帰る〜」
「じゃあお邪魔しました」

あたしは酔っぱらいの
ひろきを連れて
ひろき宅へと向かった。
ベッドに横にならせて
あたしも隣に横になる。

「…ん……?」
「おはよう(笑)」
「ここどこ?」
「ひろきの部屋」
「そっか…」

ひろきは起き上がり
ベッドの上に座った。

「ゆうか、おいで?」
「え?」
「ここに座って」
「やだっ///恥ずかしいよ」
「仕方ないな…」

ひろきはそう呟き
あたしを抱えあげて
自分の膝の上にのせた。

「顔…近いよ///」
「だな」
「恥ずかしいじゃん///」
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