3日で終わらせる
「あの…どちら様で……」
「こんばんは。」
女の人に、私の言葉は遮られた。
「あなた……今日、蓮とデートしたわよね?」
女の人は、私の腕をギュッと掴んだ。
意外と力が強くて、振り払うことができない。
「……あなたに…言う必要なんてありません。」
私の腕を掴む手の強さが一気に強くなった。
腕には爪痕が付いて…。
「あたしを誰だと思ってんの?あたしは、蓮の許婚よ。」
「はい……?」
「あたしは、蓮の恋人で、許婚なの!」
「……。」
私は何も言えなかった。
♪~♪~♪~
その時、重い空気とは合わず、相手の携帯がなった。
「今日はここまでにしてあげる。また蓮に近づいたら許さないから。」
最後にキッと私を睨みつけて、去っていった。