3日で終わらせる
「綾吏!どうしたの?顔赤いぞ!!」
会社の机でパソコンをする私に、親友の深夏が言った。
深夏は中学時代からの親友で、今は同じ職場で働いている。
「もしかしてぇ……、中井くんと何かあった?」
深夏には、蓮への思いを伝えてあったのと、カンが鋭いために、すぐにばれた。
「あのね……、蓮から告白された。んで、明日デート……。」
周りに聞こえないよう、深夏に耳打ちした。
「うっそー!!良かったね!おめでとう!!」
深夏は、だんだん笑顔になっていく。
「深夏、声でかいって!」
私はまた耳打ちした。
「でもさ~…、中井くんって婚約者いるんじゃないの?」
深夏は小さな声で言った。
「・・・告白してくれたんだから、いないんじゃないかな……?」
「そうだよね!!うん!そうだよ!!」
深夏はガッツポーズをして、私の前に突き出した。
「あ、部長に怒られるから戻るね!!」
深夏は笑顔で戻っていった。