3日で終わらせる
でも、どんなに亮くんを傷つけるとしても、私は受け止めて伝えなきゃ。
寝室を出て、恐る恐る亮くんに電話を掛けた。
《もしもし……亮くん……?》
《あ……綾吏先輩!???》
《うん・・・。》
《どこに……》
《今日、会えないかな?》
《……大丈夫ですけど…。》
《じゃあ、これからハチ公前……》
《いや……今日はディナーでも奢らせてください。》
「最後だから……」と後から聞こえた気がした。
《…わかった。》
《……じゃあ、6時にオフィス前に来て下さい。》
《……うん。》