3日で終わらせる
ピンポーン
虚しくチャイムが響く。
カチャ……
「入って………」
家に上げると、里美はツカツカとリビングへ行き、ソファーに座った。
俺も向かい側のソファーに座る。
「里美………ちゃんと聞いてな……?」
「別れろ………なんて言わないわよね?」
「ごめん……。」
「嫌よ。」
「頼む……。別れて…ください……」
俺はソファーから下りて、地に頭をつけた。
………綾吏と幸せになれるなら、土下座なんて苦じゃない。
「…っ!嫌!絶対嫌!話ってそれだけ?なら私は帰るわ!!」
「ちょ……待てよ…………」