3日で終わらせる
試練
「蓮、ただいま~」
リビングから出てきた蓮は、無言で私を抱きしめた。
「ごめん…」
蓮は小さな声でそう言った。
「どうしたの……?」
「綾吏はケリつけてきてくれたのに…俺…」
「…無理だった?」
「うん……」
「いいよ…。私は蓮といられるだけで幸せだから。」
そう言うと、蓮はただ、きつく抱きしめてくれた。
私……浮気のままでもいいから…………。
あなたといられるなら…………