愛しい君へ
・・・。
どのくらい眠っていただろう。
あたしが登校した時には誰も居なかった教室は
今では多くなっていた。
朝練もあってヵまだ全員ではない。
ふと隣の実美の席を見ると
誰かが顔を伏せて眠っていた。
・・・誰・・・?
そう思い、起こさないように
顔を覗いた。
・・・ぇ・・・?
その顔には見覚えがあった。
とゆうか生徒だね、この学校の。
なんで・・・なんで・・・?
「ん・・・」
その人が起きた。
ャべ・・・。起こしちゃったかな・・・?
「あッ!」
そこへ実美が登校してきた。
「石橋君!なんであたしの席座ってんの!?」
そう。眠ってたのは
龍哉だった。
「なんでって・・・登校したら誰も居なくて」
「そんなけで!?」
「暇だったヵら廊下歩いてたら誰か寝ててさ。
超気持ちよさそうに寝てたヵらつい俺もさ」
ってあたしが原因ッすヵ!?
「へぇ-・・・」
意味深な笑みを浮かべてあたしを見る。
あたし何もしてない!
必死に訴えた。心の中で。
「悪いな。邪魔したな。ぢゃあ」
「石橋君!」
実美が龍哉を止める。
何故に止める?
そして二人で何やら話してる。
・・・。
なんヵもやもやする。
寝すぎたヵな・・・。
そんなけしヵ感じてなかった。
この時は。