愛しい君へ


。次の日。
やっぱりあたしは学校を休んだ。
とりあえずベッドヵら起きたが朝から頭が痛くて体が重い。
何処にも行く気分になれない。
慎耶もめーるが来てやっぱり学校を休んでいた。
それに今日は慎耶が1日龍哉のとこへ行っている。
あたしも夕方くらいに行く予定だ。
それまでに風邪薬を飲んでおこうと思ってリビングへ向かう。
結城兄ちゃんが朝出掛けるときにテーブルに何か置いてってくれていた。
近くで見たら風邪薬だった。
「ごほっ・・。結城兄ちゃん・・・」
また気遣わせちゃったヵな・・・。
はぁ・・・。
頭痛い・・・。
気持ち悪い・・・。
風邪薬を飲んでも意味がない。
・・ベッドに戻ろうっと・・・。
階段をゆっくり上がった時だった。
めまいがした。
手すりに捕まってしゃがみ込む。
急に呼吸が乱れる。

結城兄ちゃん・・・。龍哉・・・。唯兄・・・。
胸が苦しい・・・。
「たす・・・けて・・・」
意識が薄れてついには途切れた。

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