愛しい君へ


何処か悲しげな顔。
ドキッ・・・。
な・・・何この心臓の速さ・・・ッ。
「な・・・なんで・・・?」
「ん? 秘密って事で」
そう言って目を細めて口元を緩めて笑った。
こんな笑い方もするんだ・・・。

龍哉の特徴を言うとすれば・・・。

1.カッコいい
2.頭悪い
3.無口
4.クール
5.笑うと可愛い(?)
6.背高い
7.意外と優しい
8.・・・ェロぃ

まあこんなけ?
結構完璧な男だったりする。
でもそんな奴結構居るし。

あたしは先輩とも付き合ったことはあった。
だヶど本気で堕ちたことはない。
だって堕ちたら終わりだヵら。

「梨李?」
心配そうに龍哉があたしの顔を覗く。
「ぇッ・・・」
「大丈夫ヵ?」
「ぇ、ぁ、ぅん。平気」
「ならぃぃゃ」
勝手にあたしの席に座る。

「・・・何してんの」
「ここ、めっちゃ暖かいな」
「だヵらよく眠くなるの」
「納得」
そう言って顔を伏せてしまった。
「ちょッ!?」
「寝かせてやって」
ふいに声が聞こえた。
「俺、龍哉のダチ。最近こいつ寝不足らしくて」
「そぅなんだ・・・」
「授業中とヵ熟睡。起こしても起きない」
そんなに寝不足なんだ・・・。
なんでだろう・・・?

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