愛しい君へ


実美が全部話してくれた。
昨日の夜、めぇるで聞いたらしい。

「石橋君って好きな人居るの?」
「あぁ、居るよ」
「誰!?」
「お前の身近な人」
「ぇ!?まさか・・・?」
「そぅ。そのまさか」
「梨李・・・?」
「ぉぅ」
「ぃっヵら!?」
「お前がァィッを紹介した時から」
「一目惚れってゃっ!?」
「多分な」
「ぢゃあ告りなよ!」
「無理」
「なんで!?」
「今の関係崩したくないし。今の関係気に入ってるから」
「それでも男ヵて!」
「そぅだよ? 怖いんだよ。崩すのが」
「梨李はね、待ってるよ。石橋君が言うのを」
「ァィッ他に好きな奴居るって言ってた」
「あたし聞いてないし!」
「あ-あ。残念でした」
「とにヵくアピってみなよ?」
「あぁ」

「短いヶド、石橋君は多分本気だよ」
あたし・・・勘違いしてた・・・。
龍哉・・・あたしを見てくれてた・・・。
龍哉・・・。

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