愛しい君へ


「梨李-♪」
また来たよ、上機嫌な奴が。
「何でしょうか?」
「暇だね-♪」
お前は暇そうぢゃなさそうだけど?
「ん-で? 他に用事あんだろ?」
「なんでバレてんの!?」
何年ァンタと一緒だと思ってんの。
顔に書いてあんだよ。
「なんでかな~?」
「んっとね・・・」
お、この顔は恋か?

「今年のバレンタインに慎耶に告るッ!」

ぉ・・・?
「本気か?」
「もち♪ 梨李見てたら勇気出たッ☆」
実美・・・。
「成長したなぁ♪」
「でしょでしょ☆」
あたし達ってやっぱ最高のダチ?
なんて思っても変ぢゃないよね?

「んぢゃあ・・・あたしもチョコあげよっかな」
「未来の旦那に?」
実美はニヤッと笑った。
実美ちゃぁん?その笑い方やめんしゃい。
「旦那って言うな!」
「近所迷惑んなるよッ」
ァンタのせい!





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