愛しい君へ
始まり


「ん・・・?」
目が覚めた。
今何時・・・?
携帯の時計を見ようと開いた。
ウワッ・・・。
『着信50件』
何かの嫌がらせかと思い、
着信履歴を見たら全部龍哉からだった。
時計は13時を指していた。
「1時か・・・」
また眠りにつこうとした。
ん・・・?
13時・・・?
「昼!?」
あたしは飛び起きた。
床で寝てたみたい。
腰と腕がヒリヒリする。
隣では実美が気持ちよさそうに寝ていた。

やば・・・。
あたし達どんだけ寝てたわけ・・・?
腰を抑えながら立ち上がった。

ピルルル♪

電話がかかってきた。



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