愛しい君へ
。実美の部屋。
「なんで一緒に遊ばないの~?」
ぬいぐるみを抱えて問う。
「だって!恥ずかしいし!」
顔を赤らめて言う。
「だってぢゃない!告るんでしょ!?いずれ!」
「そおだけどさ・・・」
こおゆう時だけ女の仔ぽく見える。
「でも!石橋君一緒だし・・・」
「あたしに頼んでくれれば二人きりにしたのに」
あたしはぬいぐるみを突っつく。
「いきなりは怪しまれるよ・・・」
「だよね・・・。私服かっこよかった・・・」
実美の視線が遠退いてく。
ダメだ・・・。
ノロケが出てくる・・・。
「梨李-!」
「ほぇ・・・?」
「何寝てんの!」
ぁれ・・・。寝てたんだ・・・。
「眠い?」
「大丈夫だよ☆」
いつの間に寝てたんかな、あたし。
「梨李ってば幸せそおだね~」
「なんで?」
「彼氏が居てさ-・・・」
実美の羨ましそうな目。
「別に幸せぢゃないから-」
不安ばっかだし?