愛しい君へ

嘘だ・・・。

ありえない・・・。

龍哉ぢゃない・・・。

何かの見間違いだ・・・。

そう思ってもあの光景が頭から離れない。

あたしの知らない龍哉が居たようで。

信じたくても信じれなくなっていく。

また昔の自分に戻っていく。

とても寂しい気がして。

授業のことも忘れて、

声が枯れるほど泣いた。

あの光景を忘れるくらい

泣き叫んだ。

なのに

何も忘れられない。

思い出すばかり。





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