愛しい君へ


たった4文字だけだった。

『ぅん・・・。分かった・・・』

それしか言えなかった。
もう止められないことは分かってた。
もう戻れないことは知っていた。
だから頷くしかなかった。

『ごめんな。』

龍哉・・・。
もう話せないんだね・・・。

『友達ぢゃいれない・・・?』

どうしても離れられなかった。
離れれなかった。

『分かった』

ごめん・・・。
ごめんね・・・。龍哉・・・。

たった1週間であたしの
本気の恋に幕を閉じた。



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