君にさよなら
俺の死体の周りに、人が集まってきた。

俺の死を確認している人や、救急車を呼んでいる人、写真を撮っている人まで居た。



そのうち、救急車が駆けつけてきて、俺の死体を運んでいった。

『バカだな。俺はもう死んでいるのに…。』

もう、その場から人は居なくなり警察が捜査を始めた。

俺は、ふと思った。
『何故俺は、ここに居るのだろう………。』

死んだなら…天国とか、地獄とか…あの世と呼ばれる所行くんじゃないのだろうか…???


天国とか地獄とかあまり信じていなかったが、考えると少し怖かった。




って事は…俺はそのうちに成仏するのか…。

俺は、死ぬのは怖くなかった。
だけど…俺はやり残した事が有るから、まだ……………生きたかった。
< 2 / 7 >

この作品をシェア

pagetop