バニラ


『お疲れ様、祐。』

助手席に座ると雨音が缶コーヒー(甘いやつ)をくれた。



ほんとなら俺が運転して、助手席に彼女を乗せたいとこだけど

慣れれば俺が左っていうのも悪くないもんだ。





こんなに彼女の横顔を遠慮なく見つめられる機会は他に、ない。
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