恋するキモチ
すれ違い
もう冬がきてしまった。
クリスマスまで後わずか。なんかもう戻りそうもないくらい、時間は過ぎていった。
学校に行っても面白くないし…今のうちは幸せとは感じない。


陸からのメールでさえ、
来なくなった。
自分が悪いのはわかってる。でも、それが嫌だった。
来なくなったから、
うちは毎日来るのを待った。無視したくせに待つうちは頭がおかしい。


陸からのメールは、
最初は「どうしたん?」
とか優しい言葉だった。
しだいにそれはなくなり、「もうしらんわ!!
このままやったら別れるからな!」
怒りに変わっていった。


陸の気持ちもわかるよ?
でも…陸こそどうなん?
うちは前に進めやんよ…。
< 103 / 151 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop