恋するキモチ
そして―――。



「よしっ!!
終わったぁ~~!」
横で背伸びをしながら、
隼人は言った。
なんか前の俺みたいやから悲しく思えた。

「じゃあな!!」
隼人はそう言って、
行ってしまった。
「あぁ…。」
俺は笑うことなんて出来ないんや。
苦しい気持ちでいっぱいやった。


俺は作業服を脱いで、
外に出た。
すると…隼人と海がいた。早う行けばええのに…
見せびらかしか??


海は笑顔を隼人に笑顔を見せていた。
俺だけの笑顔やったのに…今からでも駆け付けて海を奪いたいのに…。



今の俺には出来ないんや。無理なんや…。
そんな時、後ろから上司が来た。
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