恋するキモチ
ホテルはミッキーのお城みたいに豪華で、
ミッキーのカタチをしたものがいっぱいあった。
だって…このホテルはディズニーランドに近いからね。

うちがボーッと辺りを見回しているから、
陸はずっとうちを見ていることに気づかなかった。それにやっと気づいて、陸の手を引っ張った。
陸は笑いながら、
「口ポカーンって空いてたぞ。」
「ふぇっ?」
うちは口を手で塞いだ。
なんかこうして二人でいると恥ずかしくなる。
いつも二人でいるのに…
なんか緊張する…。


部屋に着いてうちらはベッドに入った。
ベッドは二つだったからちょうどいい。



「今日は…二人で寝ような。」
その意味がわからなかった。シングルで一緒に寝るのか…別々で寝るのか…。どっちにしろ、緊張するけどね。
< 136 / 151 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop