恋するキモチ
「どうしたん?」
恋人しかいないところ、だけどさっきよりも静かだった。
お城も見えるし、
景色がきれいや。


「あのさ…。」
陸は恥ずかしそうにしていた。
「ん??何?」
ここまで来て、何を言うのか?
まったく予想もしなかった。



「結婚しよう。」
そうまっすぐな目でうちに言った。
「え…?」
うちは戸惑った。
なんて言うか…びっくりしたし、急に言うから何て返せばいいかわからんかった。


「まぁ…海は卒業したらやけどな!!
俺…幸せにする。
この場所で永遠の愛を手に入れることが出来るんや。ここに来て、ここでプロポーズするために…来たんや。」
そう言った陸はすごく輝いて見えた。


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