恋するキモチ
「り…く…?」
うちは言葉を失った。
「お前…びっくりしすぎ…まじ可愛いな!」
陸はおもいっきり髪をぐしゃぐしゃしてきた。
「なんか…嬉しいんやもん…。」
あまりの嬉しさに、
うちはまた固まった。
「でも…よかった。
もし無理って言われたらどうしよかと思ったわ。」
陸はほっとした表情をみせた。
「うち…告白するのがこわかった。
もし…今の関係が壊れたらって思うと…不安で堪らんかった。」
うちの正直な気持ちを伝えたら、陸は強く抱きしめてくれた。その時、
陸のうちに対する強さだと感じた。



「海…これからも一緒やで。ずっとずっと一緒やで。」
陸は優しい言葉で呟いた。こんな陸はじめてやから嬉しかった。
でも、その分不安やった。


「あのさぁ…今日買いに行ったのはさ…。」
照れながら陸は下を見て言った。
「なに?」
「これ…開けてごらん?」
渡された箱を開けてみた。すると…。
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