恋するキモチ
「陸…好きやで!」
いつもいじわるしてるから、うちからのお返しや!
「お前…。」
めっちゃ顔真っ赤やったから可愛く見えた。
やっぱなんかいいわぁ…
かっこいいくせに可愛いなんて、うちもバカやな。



それからうちらは海の近くで初めて想いが通じ合った。
これを何年待ち続けてきたか…。
そして、うちらは初めてキスをした。
軽いキス。
だって…初めてやもん。
最初はそんなもんやし。
だって…お互い初めて付き合うわけやし、
初めてやもんな。



「もう帰ろっか。」
陸は、優しい笑顔を見せて、うちの手をひいた。
「えぇ―…やだぁ…。」
うちの本心な、これ。
正直ずっと一緒にいたいし…。
でも…暗いし寒いし…。
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