恋するキモチ
「後・・・それだけじゃないの!!」
空はいい笑顔を見せて、
「前に・・・私と陸くんと2人で帰った時なんだけど・・・
彼ね、俺が海の事守るからあいつがなんかあったら
言えよ?あいつ隠し事嫌いやけど、
自分で隠す事あるからさ。なんて言ってたよ?
内緒にしといてなぁーなんて言われたけど・・・
伝えたかったから・・・。いい人だよね。陸くん。」




まさかそんな話をされるなんて思ってもみなかったから
驚いた。





「なんで・・・?」
だってあいつ・・・人にそんな事言わないやつだから・・・。
信じがたかった。
陸だよ?
あの陸がそんな事人に言わないよ・・・。




「陸くんは・・・もう告白するって決めてたからかな?
なんか自信あったみたい・・・成功するって・・・
陸くんらしいよね。」
空は笑いながら言った。
「陸が・・・そんな事・・・ありがとう!!
陸とずっと一緒にいるから大丈夫!!
陸を想う気持ちは誰にも負けやんから!!」
うちらはそうやって、お互いに頑張ろうと誓いあった。
きっと、空はいい人と付き合ったんだろう。
そう思った。
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