恋するキモチ
「熱あるみたいに顔真っ赤やん!!」
俺は冗談で言ったけど…
「なんかうち…頭クラクラする…。」
海は今でも倒れそうな状態やった。
「大丈夫か!?」
俺は心配になって聞いたけど…小さい声で、
「大丈夫やで…。」
と聞きにくそうな声で言った。



「家送るわ!!
家の人いる?」
俺は海をおんぶして、
走って行った。
「いない…よ…。」
「いない!?そっか…
じゃあ、俺が看病してやるから安心しろ!!」
俺は必死で息をきらしながら言った。



よしっ!着いたぁ~…。
でも…鍵がないと入れねぇぞ!?

「海?鍵ちょうだい。」「カバンの中にあるから…取って…。」
海は今でも死にそうな声をして言った。


「探すぞ?」
俺はそう言って、
カバンを開けた。
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