恋するキモチ
「なぁ…食べた後…
外出やん?」
陸は突然そんな事を言い出した。
「えっ??
陸だって…疲れてない?
休もうよ…。」
うちはとめた。
「いや…行くから。
海がなんと言おうと絶対行くから。」
陸は真剣な顔して言った。あまりに真剣過ぎたから、何も言えなかった。
せっかく陸が言ってくれたのに…うちはそれを断るなんてね…。



うちらは食べて、
外に出た。
うちは何処に行くかも聞かず、沈黙のまま…



「着いた!!」
陸はさっきまでの重い空気を変えた。
「海やん!!
最近ここ多いよな…。」
うちは笑って言った。
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