恋するキモチ
うちらはそれを聞いて保健室から出た。
今日、ここに来てよかったって思った。
あんないい話が聞けるなんて思わなかったし…。



「そうだ!!
あのさ…今聞く事じゃないんやけど…なんで海の部屋散らかってたんかな~と思って…。」
陸からそんな事を聞くと思ってなかった。
でも、そりゃそうだ。
あの悲惨な状態で普通とは思えないやろう…。



「うち…陸のいない間。
頭おかしくなってんな…
だから…陸との写真…全部ぐちゃぐちゃにしちゃった…でもね、陸からもらった指輪だけはそんな事出来やんの。大切やから…。」
うちは思ってる事をすべて伝えた。
< 96 / 151 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop