恋するキモチ
「そっか…。」
陸はそう言って、
うちを連れて学校の中を回った。
よくわからないまま、
とりあえず着いて行った。でも…なんでかな??
なんか学校中を回ったら蘇るなんて…。
陸と一緒に行った図書室とか音楽室とか…なんか特別な感じがする。
なんでやろか??
まだ卒業してないのに
懐かしく思える…
最近行ってないって理由もあるけど…。


「俺さ…この学校好きやで。全部海との思い出の場所やし。いくら写真がなくったってさ、記憶がある。それにまだ俺らには作れるんやで?
これからやん。
まだ新しい思い出が作れる。だから気にすんなよ。」
陸はこれを言うために、
色んなところに連れて行ってくれたんかな?
そう思った。
< 97 / 151 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop