死神ゲーム




「ついにバレたか…」




聞こえないぐらい小さな囁き。





静かに俺に近付き目の前に立つ。





「私達会うのは初めてじゃないんだよ」




「それって?」




「失くした記憶の中に私はいる。そして、貴方は私の為に自ら命を捨てようとした」





失った記憶にいる死神。






そして、俺はこの子の為に死のうとした?






何で死神の為に死のうとしたんだ。






命を奪う存在の奴等の為なんかに。










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