だいすきだよ。

そして一緒に
ホームを出た。


「あ…あの!!」

「ん?」

「ありがとうございました。」

「ん、良いよ。」

「じゃあ…」

あたしが学校に
向かおうとした瞬間。



パシッッ




なんと手首をつかまれた。


「え…?」


「あ~ごめん。気にしないで。じゃな」


そういうと
彼は走り去ってしまった。



手首がまだ少し
あつい…


なんだったんだろう…


そしてあたしも
学校に向かった。





これが亮太との初めての
出会いだった。
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