だいすきだよ。


あたしは次の日また兄貴に駅まで送ってもらい電車に乗り込んだ。


やっぱり今日も込んでる。


「潰れる~~!!!」


するといきなり誰かに
引っ張られてドアの方に
つれていかれた。
それで潰されないように守ってくれた。


「えっっ!!ちょっと…」


「お前はまた潰されてんのな。」


上を見上げると………


亮太がいた。



「ありがとう…」

「俺こそ、ごちそうさま。」


は?ごちそうさまって?



……………

「ぁああ゛゛ーー!!!!!」

「何?忘れてたの?」

すると亮太はクスクス
笑いはじめた。

「笑い事じゃないから!!なにいきなりキスしてくるわけ!?」

「お前が悪い」

「はぁ?なんであたしのせいなの?意味分かんないから」

「はいはい。」

「うっざあ!!」

「まわりに迷惑だから静かにしろ」

「はぁ!?あんたが……」

ガタンガタン


「わっっ!!」

またあたしは亮太に
支えてもらった。

「ご…ごめん。」

「良いって。」


やっぱりこいつは
むかつくけど
不覚にドキドキしてしまう。
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