だいすきだよ。

するとあたしは
亮太に寄りかかった。


「は!?なにどうした?お前積極的だなあ。」

熱い……

何だろう…


「あ!?お前熱あるじゃん!!」


亮太の暖かい手が
あたしのおでこに
あたっている。


「大丈夫だから。ごめん」

あたしはそう言って
亮太から離れようとした。


「大丈夫じゃねーだろ!!昨日あんな窓全開で寝てるからだよ。とりあえず寄りかかってろ。降りる駅次だから、我慢できるか?」

「…ん。」


さっきまでいじわる
だったのに何でこんなに
優しいの?
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