だいすきだよ。

あたしはフラフラする
足取りで亮太の背中に乗った。


「うしっ!行くぞ」

そう言うと亮太は
歩きはじめた。


「お前、軽すぎだろ…ちゃんと食ってんの?」

「軽くないし。」

「軽いから。」

「軽くない。」

「軽い。」

そんな言い合いを
しているとあたしは
いつの間にか眠りについていた。

< 39 / 58 >

この作品をシェア

pagetop