天然少女の憂鬱
▼慣れと、気付く想い
「あの、さ。」
瑠香が歯切れ悪そうに何かを言い出した。
「…ん?」
「あー……やっぱ、家着いてから言うわ。今日家上がっていい?」
「…?いいけど…なーに?あたしが怒られること…?」
瑠香は本気で怒るとまじで怖い!怒鳴り散らすし……何かを必ず破壊する…!
「んーん。今日は怒らないよ?ちょっと質問してみるだけ。」
質問、かぁ~。
「なんの質問?」
「えっと…ついてからのお楽しみってことで。」
「…?分かったー」