天然少女の憂鬱
「なんでもないわ。さ、学校着いたわよんっ、がんばってらっしゃい。」
「わわっ‥ありがとうございましたっ」
あたしはそう言って、車からあわてて飛び降りた。
あたしが降りて美鈴さんにお辞儀をすると、美鈴さんはニコッと笑った。
そしてすぐに、車は走っていってしまった。
よし!学校行こっ
ガラガラガラ――――
「おっはよー!」
あたしが教室に入ると、うるさかったクラスが一気にシーンとした。
え‥、なんで?