天然少女の憂鬱
「ふぅん。なら良かった。…あれ?じゃ制裁って?ビンタとか?」
あんな感じだったらすごいイヤだったから安心した。
…じゃあ制裁も可愛いものなのだろうか?
「さすがにビンタじゃ効かないからね。うーん…月に一回ある“走り”に参加させないとかかな。龍刃の人は“走り”が大好きだから。」
走り?マラソン大会みたいなの?…暴走族がやるの!?しかも楽しみなの!?
…全く想像出来ない。
「結亜ー?どうした?」
「走りってマラソン大会?」
思ったことを言っただけなのに、瑠香は何故か大爆笑し出した。