天然少女の憂鬱
「葉月、あたしとちょっと来てよ。」
瑠香がそう言って葉月くんを連れて行こうとしたからあたしも着いていこうとしたら、瑠香に来るなと言われたから待つことにした。
―――3分後
なぜかアワアワと震えていて、心なしか顔面蒼白に見える葉月くんを連れて瑠香が戻ってきた。
「おかえりっ」
ニコッと笑ってそう言うがいなや、葉月くんが廊下に突然正座しだした。
な、何事!?
「結亜ちゃん…っ!!!俺勘違いしてた!!てっきり結亜ちゃんも俺を好きだと思ってたんだ!!」
「恋愛感情でよ?」
すかさず瑠香が付け加える。
友達としてだと思ってたあたしはビックリした。