天然少女の憂鬱
 


「結亜、口から全部出てるもん。」


「本当に…!?」


「うん。で、その方法っていうのが!!」


そう言ってあたしを指差す瑠香


「…あたし?」


「そうなんです!聖也の18の誕生日…つまり今週末までに彼女を連れてくればオッケーなんですよ!」



まず、聖也ってやっぱり年上だったんだ。

しかも誕生日今週末なんだ。



「で?それが?」


「だーかーらー、結亜がその彼女に成りきれば聖也は結婚相手を決められなくて済むの!!」


「…なるほど。」


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