天然少女の憂鬱

▼学校までお迎え

　



次の日の朝…――――


あたしは憂鬱な気分で学校に玄関を開けた。



「いってきまーす…」



ガチャ


思わず開けたドアを速効で閉めた。



…何事!?
今見た光景は、なんと家の前にリムジン!!
もちろん、あたしが生まれてこのかた17年で１回も見たことがないもの。




「お母さんお母さんお母さん！！！」



「なによ朝から～。」



「うち、宝くじかなんか当たったの!?」