天然少女の憂鬱
 



「…!?」



いきなりリボンを取られて、ブラウスを破かれた。


…これはいくら鈍感だとか言われ続けてるあたしでも分かる。




――…―犯されるんだ。



レイプとかそういう言葉を聞いたことはあった。

けど、自分には関係ない話だと思って聞いてなかった。



…今更ながら後悔した。

もしかしたら、脱出法とか載ってたかもしれないのに…っ



そんなことを思い出しながらも、必死に抵抗を試みた。


手は縛られていて無理だけど、足をジタバタしたりした。



バチンッ


「……っ…」



すると、突然頬に痛みが走った。

…殴られたんだ。



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