先生にキス〈5〉
ベッドの上で
「ほら、幸歩。早くおいで。」
お風呂から出て、部屋のソファーで少し休んだ後…
柊平は早々とベッドに潜り込んだ。
ま…まだ寝るには早い時間だけど……
今日は、色々とあったから…柊平も疲れたよね…。
部屋の明かりを消そうとすると……
「まだ寝るわけじゃないぞ?夜はまだまだ長いんだから。そのために夕食だって早めに食べたんだし。」
あ……そういえば、そうだっけ…。
「幸歩。」
柊平に真っ直ぐ見つめられながら手招きされる。
私は、その目に吸い寄せられるようにベッドへと入った。