先生にキス〈5〉

「…やっぱり、俺と幸歩は気が合うんだな。」


「え?」


「俺も、頭に浮かんだのは5月だったから。出会いがなければ、今の俺たちは無かった…。」


頬にキスをされて、私はコクンと頷く。


今があるのは、過去のおかげ…だよね…。



「よし!5月に式…挙げような?これから、忙しくなるぞ?準備も色々としなくちゃいけないからな。」


張り切った表情で私の頭をポンポンと撫でる。


「柊平と一緒なら…楽しく準備も進められそうだね…。」


ニコッと笑顔を返すと、柊平は少し頬を赤らめていた。



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