先生にキス〈5〉
「柊平……、昼間も私を抱きしめたりしてたじゃん…。」
ちょっとだけ、突っ込んでみようと思って言ってみたけど……
「あれは、我慢の中に入ってる方だろ?」
あっさり、そんな返答がかえってきた。
我慢の中に入ってない…
絶対に入ってないよ…!
「あれは、我慢っていうよりも………んっ!」
途中で突然、柊平に唇を塞がれた。
「もうダメ。今日は、ただでさえ気持ち高まってんのに、ずっと手が出せなかったから。」
頬をゆっくりと撫でながら、いつもより甘いキスを何度となく繰り返す。