先生にキス〈5〉
ずっとじゃないでしょ?
時折、抱きしめてたんだから……。
柊平は唇だけじゃなく、頬やおでこ……そして鎖骨の辺りにもキスを落とす。
「…幸歩、その顔ヤバイって。」
「顔……?」
「可愛いすぎ。今日は朝まで寝かせられねぇな。幸歩には悪いけど…。」
ニヤリと笑った柊平に、微笑みかえす余裕なんて全くなくて……
「………んっ…」
次々と落とすキスに、もはや、ドキドキでいっぱいで何も考えることすら出来なかった。