先生にキス〈5〉
「もう2週間くらい続いたことだし、柊平も毎朝のキスは迷惑じゃない…?」
「全然迷惑じゃないよ。幸歩からのキスがないと、逆に沈みそう。」
サラッと、にこやかに返されちゃった…。
「ほら幸歩!早くしないと学校に遅れちゃうから。」
柊平はニコニコしながら指で自分の頬をツンツンとつつく。
多分、“頬でいいから”っていう意味なんだろうな…。
ま……まあいっか。
頬なら、唇よりはドキドキしないし……